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「ラジオ深夜便」が選ぶ平成のことばトップ10

2019年4月26日23時台の「ラジオ深夜便」に出演し、「ラジオ深夜便」が選ぶ平成のことばトップ10を発表しました。

トップ10は次の通りです。

ユーチューバー
セクシャルハラスメント
スマホ
IT革命
冬ソナ
就職氷河期
ブラック企業
ググる
インターネット
バブル経済

そして、最高得票数を獲得し平成のことば大賞に輝いたのが
バブル経済

でした。

ことばで読む時代

これら10のことばから、平成がどんな時代だったのか、振り返ります。

ユーチューバー

ユーチューブで自分のチャンネルを作り、自分で考えた内容を取材して、演じて、音楽などをつけて公開し、人気を獲得している人のこと。
内容が充実しているとチャンネルを登録してくれる人が増え、そうなると広告などから収益が出て、ユーチューバーということになる。

最近の若者は動画が生活の一部となっていて、動画を撮ったり撮られたり編集したりを軽々とこなしている。
子どもがなりたい職業にユーチューバーが挙げられるようになっているが、これも自然な流れなのだろう。
人気のユーチューバーはこれで生活していくに十分な収入になるが、動画を作っても見てくれる人が少ないとユーチューバーとはいえず、現実はなかなか厳しい。

セクシャルハラスメント

平成1年の流行語。平成はセクハラから始まり、パワハラ、マタハラ、モラハラ、アルハラ、アカハラ、オワハラ、カジハラ、エイハラ等々ハラスメント大発生の時代であった。

これまで経済成長最優先で素通りされていた職場や家庭で個人が引き受けてきたひずみが、経済成長が滞った平成時代、一人一人に目が向けられるようになったことで浮かび上がってきた。

ちなみに、それぞれの意味は次のとおり。

パワハラ(パワーハラスメント) 職場で、地位や優位な関係性を利用して下位の立場にある者にする嫌がらせ。
マタハラ(マタニティーハラスメント) 職場で妊娠をしながら勤務している女性に、上司や同僚などがする嫌がらせ。
モラハラ(モラルハラスメント) 自分が他者より優れていると思い込んでいる者が自分より下に見る人に対し、暴言を吐いたり威圧的な態度をとるなどで心を傷つける行為。
アルハラ(アルコールハラスメント) アルコールを飲めない、あるいは飲みたくない人に対し、飲酒を強要すること。
アカハラ(アカデミックハラスメント) 大学で教員がその優位な立場を利用して学生や職位が下の職員にする嫌がらせ
オワハラ(終われハラスメント) 就職活動において、内定を出した社が学生にその他の就職活動を終わらせるようにプレッシャーをかける嫌がらせ
カジハラ(家事ハラスメント) 家事の分担ややり方について無理強いしたり過度にダメだししたりする嫌がらせ
エイハラ(エイジハラスメント) 年齢にまつわる嫌がらせ

スマホ

平成23年に広がった。
電車の中でも、食事をしながらでもみな手のひらのスマホを覗いている。芸能ニュースをみたり、漫画を読んだり、ゲームをしたり、買いたい商品を探していたり、株の動向をチェックしたり、人と連絡をとったり、なにかにとりつかれたように集中して覗いている。
それぞれ違うことをやっていたり考えたりしていても、それが他人には見えにくくなった。場所を共有していながら一瞬にして一人の世界をつくる一種のワープ装置だ。

IT革命

このことばが席巻したのは平成12年。
当時の首相がイットと読んだと話題を振りまいたのも今から20年弱前のことだ。

電気・石油などのエネルギーの発展は第2次産業革命とよばれ、IT革命は第3次産業革命と言われた。
20年を経て今はAI。
人工知能やビッグデータ、モノ同士がインターネットでつながるIoTなどが実用化される現在は、第4次産業革命の時代が進行中。

冬ソナ

さすがNHKのスタッフ選、ここははずせません。平成16年の流行語。
NHK総合テレビで放送されて人気に火が付いた韓国ドラマ、冬のソナタ。
主演のぺ・ヨンジュンさんの人気がアイドルのようですごかった。中高年女性がおっかけをする現象もあり、ヨン様ブームといわれた。韓国の料理やことば、文化への興味がたかまって、韓流ということばも生まれ、この頃は日韓関係が良好ムードだった。

就職氷河期

平成6年に就職情報誌『就職ジャーナル』から生みだされたことば。
定期採用の学生にとって就活は理不尽だ。その年景気がよければ安定・高収入企業への内定がバンバン決まるが、たまたま景気が悪ければ優秀であっても採用の口は狭まってしまう。
しかし、この年以降も氷河が氷解することなく平成の幕は閉じられた。

ブラック企業

平成25年の流行語。
近年は学生が就職する時の条件として、残業時間は多くないか、休日は十分とれるか、も重要な判断材料に挙げているという。
こんなことで、社会人になれるのでしょうか。まじで。

ググる

平成18年からのことば。
google検索は知りたいことを入力して、マウスをクリックするだけで瞬時にほぼ必ず答えを出してくれる。
一方、検索される側はこのグーグル検索で上位に表示されるためにやっきになっている。
世の中グーグルにただただ振り回されている今日この頃。

インターネット

平成7年からのことば。
仕事のやり方や職場環境をガラッと変えた。
最初の頃は「メールアドレスってなんだなんだ」という感じでファックス番号が送られてきたりなど懐かしい思い出。
ウェブとか、アプリケーションとかインストールとか新しいカタカナことばの洪水で、仕事はできずともパソコンに詳しい若者が重宝されるようになった。

「ウィンドウズ95、これさえ買えばボタンひとつでインターネット生活」と夢見て敗れ、荷物置きと化したPCも多かった。

バブル経済

バブル経済のピークを迎えたのは平成1年年末。12月29日の大納会で日経平均株価が3万8957円の最高値をつけたのを最後に、そこからは一気に景気の後退、縮小が始まった。その後失われた10年、20年といわれ、景気の長期低迷が続いた。その後政府統計では景気は回復基調といわれるが、生活実感がないまま現在に至る。
なにかと「バブルの頃は」が枕詞のバブル経済経験世代と、「バブル経済が崩壊して」の前提が常につきまとう崩壊後世代の間の溝がうまらないまま平成が終わった。

昭和の時代には昭和31年に「もはや戦後ではない」ということばが流行したが、令和の時代は「もはやバブル崩壊時代ではない」と気を取り直していきたいものだ。

トップテンの選び方

トップテンは次のような方法で選んだ。
まずは、私が平成1年から30年の間に生まれた新語、人々が口にした流行語、その時々の社会の様子を表した世相語を総ざらいして、まず候補語として100語選ぶ。
そしてその100語の中から、『ラジオ深夜便』の放送に携わっている、アンカー、ディレクター、技術、音響効果などのスタッフの方々にアンケートをお願いして、印象に残る10語を選んでいただき、それを集計。
そして得票数の多かった上位10のことばをトップ10とした。

そしてその中で一番得票数の多かったことばを“平成のことば大賞”とした。

その他惜しくもトップテン入りを逃したことばは次のとおり。

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ゆるキャラ
草食(系)男子
忖度
イケメン
負け犬
女子会
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