本田カンボジア、1敗
本田圭祐さんがカンボジア代表の”監督”になって初の国際親善試合が9月10日カンボジアの首都プノンペンで行われました。
対戦相手はマレーシア、1-3の逆転負けという結果でした。
カンボジアのサッカー
カンボジアにプロリーグが設立されたのは1982年でメトフォン・Cリーグ(Metfone C-League)の名称があり、現在1部リーグには12のクラブチームが活動しています。
代表はこのチームのなかから選抜されるわけです。
国際試合としてはカンボジアはアジアサッカー連盟(AFC)、ASEANサッカー連盟(AFF)に所属しています。
アジアサッカー連盟は中東諸国、東南アジア諸国、東アジア諸国の46の国・地域が加盟していて、日本、マレーシアも含まれています。
カンボジアはこれまで不参加や予選敗退が続いていますが1972年に4位になったことがあります。
ASEANサッカー連盟はASEANに加盟する10カ国に東ティモールとオーストラリアを加えた12カ国で構成されています。
カンボジアはここでも本戦出場の経験がありません。
カンボジアの注目の対戦相手は
まずはASEANサッカー連盟12カ国に焦点をあててカンボジアの勝利を考えてみます。
| 国 | FIFAランキング |
| オーストラリア | 43 |
| ベトナム | 102 |
| フィリピン | 114 |
| タイ | 122 |
| ミャンマー | 138 |
| インドネシア | 164 |
| シンガポール | 166 |
| カンボジア | 169 |
| マレーシア | 171 |
| ラオス | 179 |
| 東ティモール | 190 |
| ブルネイ | 195 |
| 日本 | 54 |
カンボジアが169位にたいし、マレーシアは171位ですので、本田監督もここは勝っておきたかったでしょう。
マレーシアはリベンジするとして、次は166位のシンガポール、164位のインドネシアを狙いたい感じです。
いやいや本田監督はそんなこまごましたことはいわず、打倒日本で来るかもしれませんね。
カンボジアで活躍する日本人
メトフォン・Cリーグは1チームに5人まで外国人選手が登録できるということで日本人選手も活躍しています。
正直サッカーのレベルは発展途上なので、日本で実績の少ない選手でもカンボジアではプロになりやすいという現実があり、またカンボジア側も日本人選手を求めているという行きやすい状況があるようです。
2017シーズンでは12チームのうち9チームに日本人選手が在籍していました。
こうみると、本田選手のカンボジア監督はそういきなりでもなかったのかなと思えます。

