ベルギーチームはベルギー語で話さない。
サッカー・ワールドカップロシア大会決勝トーナメントがいよいよ7月2日27時です。
日本の対戦相手はベルギー。
ベルギーチームの選手たちはコミュニケーションを英語でとっているそうです。
それはなぜか。
ベルギーは地域によって公用語がそれぞれ違うのです。
北半分がオランダ語、南半分フランス語です。
なのでどちらかに合わせなくてはならないとなると不公平感がありチームが一つにまとまりにくいため、英語が使われているのです。
なぜそのようになっているのでしょうか。
ベルギーは古くは神聖ローマ帝国の領土でした。
神聖ローマ帝国はドイツの前進です。
神聖ローマ帝国
18世紀になるとフランスではフランス革命が起こり、ナポレオンがヨーロッパを征服する時代がやってきます。
その時ベルギーはフランスの領域になります。
ナポレオン全盛時代のヨーロッパ
ナポレオンが敗れると、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクを含むネーデルランド連合王国が独立します。
そしてその後1830年、ベルギーが独立します。
オランダ語はドイツ語系の言語ですので、オランダに近い地域がオランダ語、フランスに近い地域がフランス語となっているのです。