ベートーベンはいつから耳が悪かったのか
シリーズ 2分でクラシック 8/93
ベートーベンが難聴に悩まされ、最後の交響曲『第9番「合唱つき」』を初演した際には大喝采がまったく聞こえなかった、といった話は有名です。
では、いったい聞こえなくなったのはいつごろからなのでしょうか。
ベートーベンが交響曲作曲家としてデビューして間もなくということのようです。
プチ・クエスチョン
Q. 音が聞こえなくなって作曲した交響曲は何番でしょうか。
A.
1番 push
なんと、スタート直後に災難に見舞われたというわけです。
第1番が作曲されたのが29歳の時、以前から不具合があったようですが、その頃はかなり進行していて、30歳の頃はほぼ聞こえなくなっていたそうです。
つまり、1番から9番まで音無しで作曲されていたことになります。
難聴というのは、音が聞こえないばかりか耳鳴りが激しいそうです。
そんななか、実際の音を確認することなく、五線紙上に音符を並べて作曲するというのは、今でいったらPCのソフト上に書き込んで音楽を作成する初音ミクのようです。
今日の1楽章は
ベートーベン交響曲第1番4楽章
さびメロディーをまとめて聴くのはこちら
「さびから入門クラシック」