ねっとりと麗しい チャイコフスキー交響曲第4番2楽章
シリーズ 2分でクラシック 88/93
チャイコフスキーには、メック夫人というパトロンがいました。メック夫人は大富豪の未亡人で、チャイコフスキーのファンでした。彼女は直接会わないことを条件に経済的支援を申し出たのでした。
チャイコフスキーには別に結婚した女性がいました。
チャイコフスキーはモスクワ音楽院の教師をしながら作曲活動をしていましたが、その音楽院の教え子だった女性です。
この女性とは結婚したもののすぐに離婚しました。
離婚の傷心旅行で書いたのが第4番です。
この曲はメック夫人からの支援を受けた最初の交響曲で、メック夫人に捧げるとした曲でした。夫人は「わたしたちの交響曲」と言って誇ったということです。
この後チャイコフスキーは教師をやめ作曲に専念できるようになりました。
2楽章は静かに入り、さびは1分半過ぎくらいから。
チャイコフスキーのねっとりと麗しいヴァイオリンの響きがたっぷりです。
さびメロディーをまとめて聴くのはこちら
「さびから入門クラシック」