ベートーベン、歌はだめ

シリーズ 2分でクラシック 17/93

ベートーベンの作品をみわたすと、
・交響曲:神
・管弦楽曲:すばらしい
・協奏曲:素敵
・室内楽:豪華
・ピアノソナタ:完璧

と、世界・時代を超えて絶賛を浴びるばかりです。

ですが、さて
・歌曲というと ?
の作品が多く交響曲のように知られているとはまったくいえません。

そんなことで「ベートーベンは器楽的作曲家である」という人もいます。
指揮者の金聖響さんの著書によると、歌曲では音が飛び跳ねたり息が続かなかったりなど歌手への負担を強いる曲が多いのだそうです。

大作曲家も万能というわけではなかったのです。
のわりに第9は歌われてはいますけどね。

プチ・クエスチョン

Q1. ベートーベンは1曲だけ、オペラを作曲しています。
そのタイトルはなんでしょうか。

A.
『フィデリオ』   push



フランスの実話をもとに、ジャン・ニコラス・ブイイが執筆した物語『フィデリオ』が原作です。
主人公はレオノーレ。スペインの女性です。
夫が不当に監禁されているのを、男装して救い出す物語です。
レオノーレが男装した時の名前がフィデリオです。


今日の1楽章は
ベートーベン交響曲第3番3楽章

「さびから入門クラシック」

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