「ガザ地区でハマス、イスラエル停戦」記事の修正を行いました。

5月10日に公開した「・・・・」の記事について、防衛大学校名誉教授・立山良司さんから誤り部分の御指摘をいただきましたので、修正して修正版を再公開いたします。

御指摘いただいた主な点は、「領土」「併合」「占領」を不正確に使用していたことです。
それぞれの定義は国際法や決議などで細かくありますが、ここでは下記のようにまとめます。
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領土は
自国他国ともにその国の支配が認められている土地。境界の争いがある場合もある。
併合は
他の国がある地域を自国領であると主張して、自らの主権下に置くこと。
占領は
戦争の結果、ある地域がほかの国によって支配されている状態。
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この点などを踏まえ、具体的に修正した主なところは次の通りです。
・第1次中東戦争後の地図の「エジプトの領土」→「エジプトが占領」

・「ヨルダン川西岸はトランスヨルダンの領土、ガザはエジプトの領土になりました。」→「ヨルダン川西岸は戦争終盤にトランスヨルダンの国王と親ヨルダンのパレスチナ人との間での話し合いにより、トランスヨルダンが併合しました(国際社会はこれを認めていません)。ガザはエジプトが占領しました。」

・第3次中東戦争後の地図の「イスラエルが併合した領土」→「イスラエルが占領した領土」

・「ハマスはガザで結成されたイスラム原理主義の抵抗運動組織です。」→「ハマスはガザで結成されたイスラム教の教えを政治面でも実現しようとるすイスラム(武装)組織です。」
「イスラム原理主義」というとISのようなテロ組織をイメージしますが、ハマスはテロが目的の組織ではありませんので、表現を変えます。

・「占領から封鎖へ」→「占領と封鎖」
イスラエルは「撤退したのだから、占領していない」と主張する一方、国連を含め他の国際法学者は「現在も占領下にある」としているということです。

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