クリスティアーノ・ロナウド? ロナルド?
FIFAワールドカップ・ロシア大会B組、ポルトガル代表のFWロナウドが止まりません。
初戦でハットトリックを決めたのに続き、次の対モロッコ戦でも1点を挙げました。
これで国際Aマッチ通算85得点となり、ヨーロッパの選手ではトップとのことです。
ちなみに、南米の国際Aマッチ最多得点はブラジルのペレで77得点。
世界最多はイランのアリ・ダエイで109得点ということです。
ところで、テレビでは音でも表記でもロナウドと放送していますが、新聞ではロナルドとなっています。
サッカーファンの人々はロナウドと言っているので、新聞が違っているのでは?と思いながらgoogleで見ていたら、ありました。
ズバリ”「C・ロナウド」を一般紙が「ロナルド」と書く理由” という記事です。
毎日新聞の「毎日ことば」のコーナーで2014年6月14日に取り上げられていました。
それによると、Ronaldo の「l」はポルトガル語ではちょっとuっぽくなるので、カタカナで表すと「ル」と「ウ」の間になる。
また、ポルトガル語はポルトガルで使われるポルトガル語とブラジルで使われるポルトガル語があって、ブラジルで使われている「l」は「ウ」寄り、ということがある。
なので、ポルトガルの「l」はルに、ブラジルの「l」は「ウ」として、同じRonaldoでもポルトガル出身のクリロナはロナルド、ブラジルの選手だとロナウドとしている、ということだそうです。
テレビはサッカーファンの間で定着しているロナウドをそのまま使い、新聞は現地読みに近付けるという一般的なルールに準じるという姿勢から、違いが出ているということのようです。
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この毎日新聞校閲グループのブログ、日々生きた記事の中でのことばとの勝負、すごくおもしろい。