最高勝率球団
プロ野球「日本生命セ・パ交流戦」の全日程が終了しました。
ヤクルトが優勝したな、と思っていたら、最優秀選手はオリックス・バファローズの吉田 正尚選手と発表がありました。
吉田選手は青山学院大学出身のプロ3年目で、ド迫力のフルスイングが武器の注目の外野手です。
21日の対阪神戦でも8回に勝ち越しの三塁打を含め2安打と大活躍しました。
吉田選手に異論はないけれど、MVPは優勝チームからじゃないの?と疑問に思い、調べたところいろいろと知らないルールがありました。
まず、「交流戦優勝」とはいわなくなったそうです!
知らなかった!
2015年までは12球団で優勝を争ってその中で1位の球団を優勝としていましたが、2016年からはセ・パ両リーグの対抗戦に変更されました。
セ・リーグ対パ・リーグ、どちらが強いか。
という勝負になったということです。
セ・リーグ6球団の勝利数の合計とパ・リーグ6球団の勝利数の合計で多い方が勝ち、ということです。
その構図の中でも、勝率が一番高いチームについて「最高勝率球団」というそうです。
2018年はヤクルト・スワローズが12球団の中で一番勝率が高く、最高勝率球団に輝いたということです。
で、MVPはリーグ対抗で勝ったリーグの中で勝率1位のチームから選ばれるということです。
むずい。
交流戦の結果は以下の通りです。
確かに勝率はヤクルトが1位です。
試合 | 勝数 | 勝率 | |
東京ヤクルトスワローズ | 18 | 12 | 0.667 |
オリックス・バファローズ | 18 | 11 | 0.647 |
千葉ロッテマリーンズ | 18 | 11 | 0.611 |
福岡ソフトバンクホークス | 18 | 11 | 0.611 |
北海道日本ハムファイターズ | 18 | 10 | 0.556 |
埼玉西武ライオンズ | 18 | 10 | 0.556 |
読売ジャイアンツ | 18 | 8 | 0.444 |
横浜DeNAベイスターズ | 18 | 8 | 0.444 |
中日ドラゴンズ | 18 | 7 | 0.389 |
広島東洋カープ | 18 | 7 | 0.389 |
阪神タイガース | 18 | 6 | 0.353 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 18 | 6 | 0.333 |
ヤクルトがひとりがんばって1位、楽天が12位ですが、あとは上位半分がパ・リーグ、下位半分がセ・リーグと、はっきり分かれているのですね・・・。
これをリーグ別に勝利数を集計すると。
パ・リーグが59、セ・リーグが48でパ・リーグが勝利。
そして、パリーグの中でオリックスが勝率1位ということがわかります。
なるほど。
それでオリックスの吉田 正尚選手がMVPに選ばれたということなのか、と合点がいきました。
パ・リーグ
試合 | 勝数 | 勝率 | |
オリックス・バファローズ | 18 | 11 | 0.647 |
千葉ロッテマリーンズ | 18 | 11 | 0.611 |
福岡ソフトバンクホークス | 18 | 11 | 0.611 |
北海道日本ハムファイターズ | 18 | 10 | 0.556 |
埼玉西武ライオンズ | 18 | 10 | 0.556 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 18 | 6 | 0.333 |
勝ち数合計 | 59 |
セ・リーグ
試合 | 勝数 | 勝率 | |
東京ヤクルトスワローズ | 18 | 12 | 0.667 |
読売ジャイアンツ | 18 | 8 | 0.444 |
横浜DeNAベイスターズ | 18 | 8 | 0.444 |
中日ドラゴンズ | 18 | 7 | 0.389 |
広島東洋カープ | 18 | 7 | 0.389 |
阪神タイガース | 18 | 6 | 0.353 |
勝ち数合計 | 48 |
それにしても、なにやら複雑です。
交流戦は、普段みかけない選手を見られる楽しみがあるので、それだけでいいのかも。
ちなみに、賞金は
オリックス・バファローズ | 1,000万円 |
千葉ロッテマリーンズ | 500万円 |
福岡ソフトバンクホークス | 400万円 |
北海道日本ハムファイターズ | 300万円 |
埼玉西武ライオンズ | 200万円 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 100万円 |
東京ヤクルトスワローズ | 500万円 |
これもなんだかなー。