硫黄島
ペリーがアメリカと中国の航路上、便利な場所としただけあって、小笠原諸島は第1次世界大戦が終わった1920年頃から日本軍の軍事基地化します。
1941年に始まった太平洋戦争では硫黄島で、アメリカとの死闘が展開されます。
硫黄島の戦いは戦争を語るにはずせない戦いの一つです。
2006年にはこの戦いをモチーフとした映画『硫黄島からの手紙』が公開されました。
この作品はアメリカのクリント・イーストウッドが監督のハリウッド映画です。
原作は『「玉砕総指揮官」の絵手紙』(栗林忠道・著 吉田津由子・編)。
栗林忠道は硫黄島での最高指揮官で、軍事研究のためにアメリカに留学した際、幼い息子に向けて絵入りの手紙を書き綴っていました。
留学先からの絵手紙と戦地から娘に送った手紙を併せて本にしたものが『「玉砕総指揮官」の絵手紙』です。
栗林忠道は硫黄島で戦死します。
出演は栗林忠道役に渡辺謙、ほか嵐の二宮和也らです。
クリント・イーストウッドは同時に『父親たちの星条旗』も制作、公開しました。
『硫黄島からの手紙』は硫黄島の戦いを日本の視点で描いた作品、『父親たちの星条旗』はアメリカ側の視点で描いた作品です。