縄文土器は元祖土鍋

縄文時代を代表する出土品に縄文土器があります。
縄文土器は現在使われている鍋の元祖です。
縄文の時代になって初めて発明され、煮炊き料理が盛んになったのです。
鍋が発明されるまでは、直火調理でした。
貝や魚などは直接火に投げ込み、動物も直火を利用して解体・調理していたのです。

直火は栄養分が流れ出る難点がありますが、鍋で煮込むと栄養分はそのまま摂ることができるので調理法として画期的でした。

縄文土器には縄文の名のごとく、表面を縄などで模様を施してありますが、これは単に装飾が目的ではありません。
これによって表面積が増え熱効率を高める作用があると考えられています。

日本人は1万年以上前から家族で鍋料理を囲んでいたのです。


こんな鍋で鍋パーティーやったら盛り上がりますね。

参考資料:小山修三『美と楽の縄文人』扶桑社

関連記事一覧