モーツアルト観光(妄想)
シリーズ 2分でクラシック 23/93
旅行会社の海外旅行で『モーツアルトのゆかりの地をめぐるオーストリアの旅』的なツアーが組まれることがあります。
どのような場所をめぐるのでしょうか。
モーツアルトの生家 (ザルツブルク)
1773年まで家族で住んでいたアパート。現在はミュージアムとなっていて、モーツアルトが使用していたピアノ、自筆の楽譜、楽器、家具などが展示されています。
ブルク庭園(王宮庭園)のモーツァルト像(ウィーン)
皇帝フランツ1世のプライベートガーデンとして1819年に建てられた植物庭園です。
この一角にモーツアルト記念碑があります。
作られた当時は別の場所に置かれていたものを1953年にこの公園へ移設したということです。
シェーンブルン宮殿(ウィーン)
シェーンブルン宮殿はハプスブルク家の君主が宴会用に使用した宮殿です。
モーツアルトは6歳の時から父親のレオポルトに導かれヨーロッパ各地を演奏旅行に回りましたが、その行程でシェーンブルン宮殿でも演奏したことがあります。
そこではマリア・テレジア(マリー・アントワネットの母)の前で演奏したといいます。
その時、モーツアルトはコケた、と。
そのコケたモーツアルトにマリー・アントワネットが手を差し伸べ、それに対してモーツアルトは「大きくなったらお嫁さんにしてあげる」といったというエピソードがあります。
その現場とされているのが「鏡の間」です。

モーツアルトハウス(ウィーン)
コンスタンツェと結婚して幸せに暮らしていた時代に住んで家ということです。
現在はモーツァルトのミュージアムとなっていて、肖像画や楽譜、映像資料などが展示されています。
オペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」はここで作曲されたということで、「フィガロ・ハウス」ともよばれています。
シュテファン大聖堂(ウィーン)
モーツアルトが結婚式を挙げ、亡くなった際に追悼式が行われた教会です。
St.マルクス墓地(ウィーン)
モーツアルトの死は謎とされています。

シュテファン大聖堂での葬儀の後、遺体がこの墓地に運ばれました。
ただ、場所は特定されていません。
妻・コンスタンツェが立ち会わなかったため、どこかわからないということなのです。
現在、推定される場所に「嘆きの天使」像が建てられています。

海外旅行どころか、他県への移動も自粛規制されている今日この頃ですが、少しだけの海外旅行気分を味わいました。
また再び自由に海外旅行へ行けるようになる日がくることを祈って。
今日の1楽章は
モーツアルト交響曲第31番【パリ】2楽章